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2024-10-08- 2022-01-25
ARCAD APIで簡単にIBM iのデータをAPI化!~活動ジョブ数・CPU使用率編~
前回の技術TipsでARCAD APIでのPTF情報の取得についてご紹介しましたが、ARCAD APIでは、コマンド:WRKACTJOB、WRKSYSSTSで確認できる活動ジョブ数やCPU使用率なども取得が可能です。
今回はARCAD APIで活動ジョブ数・CPU使用率を取得し、さらに取得した情報をデータ可視化ツールGrafanaで視覚的に表示してみます。
最初に前回同様、ARCAD APIでSQL Webサービスを作成します。
【ARCAD APIのSQL Webサービスで実行内容を指定】
SELECT * FROM QSYS2.SYS_STATUSに相当
作成したWebサービスを実行して、コマンド:WRKACTJOB、WRKSYSSTSで確認できるASP使用率やCPU使用率、ジョブ数などの情報がAPIで取得できました。
【ARCAD APIのSQL Webサービスの実行結果サンプル】
ARCAD APIのSQL Webサービスで情報の取得後、Grafanaを使用して作成したAPIと連携してみます。
Grafanaとは、InfluxDB・MySQLといった複数のデータベースやJSON APIなどのデータを、グラフや表などを使用して可視化するツールのことです。表示する期間や時間の変更、特定のデータのみを表示するなど、可視化するデータの操作も可能です。
【上記で作成したARCAD APIをGrafanaと連携して表示した画面】
コマンドを実行して確認するよりも、視覚的により分かりやすくシステム状況を把握できます。さらに、複数のシステム状況を表示できるので、区画やシステムごとに毎回コマンドを実行する必要がなくなります(本サンプルでは2区画分の状況を表示)。
作成したAPIのURLやフィールドを指定するだけで簡単にGrafanaと連携が可能です。一度連携してしまえば、Grafanaにアクセスするだけで容易にシステム状況が把握できます。日次運用でのシステム状況チェックなどの場面で、ARCAD API のSQL Webサービスで作成したAPIとGrafanaの連携は大変有用です。
『容易なステップでスピーディにコンパクトにIBM i をAPI化』というARCAD APIのソリューション・スペックは、このような「日次運用業務のワンポイントで適用したい」といったニーズにも大活躍します。
【NEW!】『ARCAD APIトライアル版』をスタートしました!