三和コムテックの取り組み|IBM Power Systems Virtual Serverを考える④

 

HA・バックアップなど4製品を提供
Power Virtual Server対応を積極的に進める

 HA・DR、バックアップ、セキュリティ、テレワークなど幅広いジャンルでIBM i対応製品をラインナップする三和コムテックでは、Power Virtual Serverへの対応を積極的に進めている。

 その第1弾として発表したのは、MIMIX、LaserVault、iSecurity、Telework4iの4製品。いずれも他のクラウドサービスで実績のある製品という。

 MIMIXは、IBM i用のHA・DRソリューションで、MIMIX Enterprise、Professinal、DRの3つのエディションがある。日本市場では約30年の歴史があり、300社以上の導入実績をもつ。クラウド環境では、オンプレミス-クラウドのバックアップソリューションとして採用されている。

 Power Virtual Server上にMIMIXを配置すると、オンプレミス(本番機)-Power Virtual Server(バックアップ機)、Power Virtual Server(本番機)-Power Virtual Server(バックアップ機)など多様な構成が可能。オンプレミスで利用中のユーザーは、ライセンスをPower Virtual Serverへ持ち込んで継続利用が可能である。

 LaserVault Backup/同ViTLは、IBM iのバックアップソリューションである。Power Virtual Server上で利用することにより、IBM Cloud上のICOSやオンプレミスのストレージなどへのバックアップが可能。また世代管理やデータのリストアなど多様なデータ管理も行える。

 iSecurityは、IBM iのOS機能がカバーしない多様なセキュリティ機能を提供し、IBM i上の資産・システムを保護するツールである。ファイアーウォールや監査など機能別に約10のモジュールから成り、モジュールごとに利用できる。

 Telework4iは昨年4月にリリースされたIBM iへの5250アクセスサービスである。Webブラウザを使ってPC・スマホ・タブレットからアクセスできる。

 Telework4iは現在、AWS上に配置されているため、Power Virtual Server上のIBM iへはAWS経由のアクセスになるが、「パフォーマンスはまったく問題ない」と同社は話す。またPower Virtual Serverの利用が増えた段階でIBM Cloud上にTelework4iを配置する計画。「Power Virtual Serverとの連携のしやすさや接続のコスト面でメリットがある」という。料金は買い切りと月額制の2種類があり、月額制の場合は月1万円〜。

 執行役員の東條聡氏は、「今後市場に投入する製品はすべて、Power Virtual Server対応を念頭に月額料金制に統一する予定です。Power Virtual Serverを機に、日本市場でもIBM iクラウドがさらに拡大していくと見ています」と語る。

 同社のIBM i対応製品は、既存製品だけでも約40種。Power Virtual Server対応の拡大は「2021年のテーマの1つ」という。

[i Magazine・IS magazine]

*本記事はi Magazine 2021 Winterに掲載されたものです。(c)i Magazine 2021


 
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