- 2020-09-03
三和コムテックが「ARCAD API」を発表。5250画面操作だけで迅速にWebサービスを作成
三和コムテックは2020年9月、ARCADシリーズの新製品「ARCAD API」を発表しました。これは、IBM i上の5250アプリケーションからRESTful Webサービスを生成し、IBM iシステムと外部のさまざまなアプリケーションやシステムを連携するためのツールです。
プログラムコードを一切書くことなく、専用のGUI画面から5250画面を操作し、APIで取得したい範囲を選択するだけで、RESTful Webサービスの生成が可能です。IBM iシステムと外部システムとの連携をスピーディに実現したい場合に最適なソリューションです。
ARCAD APIの基本的な仕組み
たとえば三和コムテックの提供するRPAソリューション「AutoMate」とARCAD APIを連携させる場合。
ARCAD APIでは、5250画面操作を自動的にJSON形式で登録しておけるので、メッセージ確認、システム状況チェック、画面上のデータ取得といった処理をAutoMateから簡単に呼び出して実行できます。AutoMateで5250画面操作を記述するよりも、さらに簡単に自動化処理を実現できます。
ARCAD APIの特徴
5250シナリオの自動記録
ARCAD APIは、5250アプリケーションで使用されたフィールドとメタデータを自動的に認識して、5250画面上のユーザーアクションを記録します。ユーザーは、ARCAD APIの「APIスタジオ」から、APIで取得したいデータの範囲(入力フィールドと出力フィールド)をドラッグ&ドロップするだけで、Webサービスの生成が可能です。数回クリックするだけで、RESTful Webサービスの生成、テスト、実行結果をJSON形式で確認できます。
多彩なアプリケーションと連携
プログラム開発で広く使われているJSON形式でデータを受け渡すREST APIを生成するので、Webアプリケーションやスマートアプリなど、多彩なアプリケーションとの容易な連携が可能です。
IBM i側のプログラム改修が不要
画面を参照してデータを取得するので、IBM i上の既存プログラム改修やソースファイルは一切不要です。
開発工数・開発コストの削減に寄与
システム情報やサブファイルデータ、ユーザー作成画面など、IBM i上の多様な情報を迅速にAPI化し、すぐに活用できるため、アプリケーション開発に要する時間やコストを大幅に削減します。
ARCADシリーズ製品
ARCAD Observer
ARCAD for IBM i日本語パック
ARCAD Transformer RPG
ARCAD FFRPG変換サービス
ARCAD API