レガシーシステムに関する10の誤った先入観|前編 ~洗練度の高い基幹システムをさらに活用するために

フランスに本拠地を置くARCAD Software社は、「モダナイゼーション」「DevOps」をテーマに多彩なソリューションを提供し、とくにIBM i市場では大きな実績を築いています。

たとえばそのソリューション群の1つである「ARCAD Observer」は、IBM i上の情報資産を分析し、その構造や相関関係を見える化するツールです。運用歴の長いIBM iユーザーが、度重なる改修の過程でドキュメントを紛失したり、プログラム構造を熟知するベテラン技術者が異動・退職したような場合に、システム資産を可視化したり、スキルを継承したりするのにとても役立つツールです。

また、「ARCAD Transformer RPG」は、既存のRPGプログラム(RPG Ⅲ、RPG Ⅳ)を、オープン系プログラミング言語の構文によく似た、フリーフォームRPG(FF RPG)へ自動変換するツールです。既存のビジネスロジックをそのまま踏襲してソースコードをコンバージョンするので、プログラムの挙動に変化はなく、リスクも生じません。

ARCAD Software社はこのようなソリューションを活用して、IBM iの既存資産を最大限に活かしつつ、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目指しています。また開発のライフサイクル全般に向けてDevOpsのテクノロジーを採用しつつ、IBM iの技術者が広くオープン系のスキル要素を取り込めるように注力しています。

そして長年にわたる運用で、自社業務のニーズを最適に対応する形で対応した、極めて洗練度の高いIBM iの基幹システムを、「間違った先入観」によって無駄にしてはならないと指摘しています。

それは、以下のような「レガシーシステムに関する10の先入観」として表現されています。このなかで、1つでも耳にしたことのあるフレーズがあるなら、ぜひ続きを読んでみてください。

 レガシーシステムに関する10の先入観

1  レガシーシステムはデジタルトランスフォーメーションに適応できない
2  レガシーシステムの継続性はメーカーによって保証されていない
3  レガシーシステムのTCOは非常に高い
4  レガシーシステムはクラウドと互換性がない
5  経験豊かでシステムに精通したIT人材が非常に少なくなっている
6  若い世代はレガシーシステムを嫌う
7  既存の技術者たちが新しい働き方に移行するのは不可能である
8  レガシーシステムのモノリシックアーキテクチャは進化を妨げる
9  「巨大なモノリス」にあえて手を入れない
10  レガシーシステムはもはやユーザーのニーズを満たしていない

*以下、後編に続きます。後編はこちら