- 2021-01-12
MIMIXでのリモートジャーナル連携
MIMIXでは、下図のようにIBM iのリモートジャーナル機能を用い、DBジャーナルの連携がされています。
①SRC側のデータベースにて、更新(レコードの追加、削除、変更)処理
②処理履歴情報が、「データベース・ジャーナル」接続の「ジャーナルレシーバ」に、「ジャーナル項目」として出力
③出力された「ジャーナル項目」が、OSリモートジャーナル機能にてTGT側に複製
④TGT側に複製された「ジャーナル項目」をMIMIXジョブが読込み、MIMIXジョブが同期対象DBに更新
MIMIXでは、上図のリモートジャーナルリンクを、転送定義に基づき構築し、連携します。
リモートジャーナルを構成する際、下図(MIMIX転送定義から抜粋)にある、「リレーショナルデータベース」の「ディレクトリ項目」、「システム1リレーショナルデータベース」、「システム2リレーショナルデータベース」 が、リンクさせる際に重要な項目になります。
リレーショナル・データベース | |
---|---|
ディレクトリ項目 | RDBディレクトリ項目に追加される名称 |
システム1 リレーショナル・データベース | SRC側のRDBタイプ(*LOCAL)値がセット |
システム2 リレーショナル・データベース | TGT側のRDBタイプ(*LOCAL)値がセット |
ディレクトリ項目の管理 | RDBディレクトリ項目をMIMIXが管理するか指定 |
構築時には、「システム1リレーショナルデータベース」「システム2リレーショナルデータベース」共に“*SYSDB” とセットしますが、これはSRC/TGT共にあるローカルタイプ(*LOCAL)のRDBディレクトリ項目値が入ります(通常、ローカルタイプのRDBディレクトリ項目名は、OSによって名前が割り振られています)。
MIMIXがRDBディレクトリ値を用いてリンクしているイメージは下記の通りです。
MIMIX定義
・MIMIXディレクトリ❶
・システム1 リレーショナルデータベース❷
・システム2 リレーショナルデータベース❸
リレーショナル・データベース | |
---|---|
ディレクトリ項目 | ❶MX_MIMIX_xxx |
システム1 リレーショナル・データベース | ❷A12345678 |
システム2 リレーショナル・データベース | ❸B87654321 |
ディレクトリ項目の管理 | *YES |
ソースシステム側RDB
・リレーショナルデータベース❸ B87654321
・別名 ❶ MX_MIMIX_xxx
ターゲットシステム側RDB
・リレーショナルデータベース❷ A12345678
・別名 ❶ MX_MIMIX_xxx
MIMIXから見たSRC/TGTのRDBディレクトリ項目は、エイリアス(別名)で「MX_MIMIX_xxx」ですが、RDB名はSRC/TGT共に固有名で設定されている為、紐づく事が可能になります。
尚、ローカルタイプのRDBディレクトリ項目をMIMIX同期中に名称変更等を行うと、リモートジャーナルでの紐づきがなくなるために、連携できなくなります。ローカルタイプのRDBディレクトリ項目の名称を変更される場合はご注意ください。
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