スプールファイルを多彩にデータ変換する高機能ツール
IBM iのスプールファイルやデータベースを変換・配布するソリューションです。たとえば出力済みのスプールファイルをPDFへ変換し、メールやftpなどで自動転送したり、スプールファイルやDB(物理ファイル)をExcelやXMLなどのファイル形式へコンバージョンできます。
製品の特徴
・出力済みのスプールファイルを多彩なデータ形式(PDF、Excel、XML、CSV、HTML、TIFF、RTF)へ簡単に変換できます。
・PDF変換時にフォントの変更や画像ファイルのオーバーレイ、パスワード保護など複数の編集・指定が可能です。
・IBM iのコマンドベースで変換処理を実行するので、PCなどの他サーバーは不要です。
・モニター機能を利用することで、特定のOUTQ、スプールファイル名などを指定し、自動変換できます。
・変換したPDFは、IFS上に格納、メールで送信、FTPサーバーへ転送のいずれかを設定できます。
CoolSpoolsを構成する機能群
スプールコンバータ機能
・スプールファイルを多彩なファイル形式(PDF、Excel、XML、CSV、HTML、TIFF、RTF)
に変換します。
・1つのスプールファイルを複数ファイルに分割できます。
・変換時にAPWの罫線を再現できます。
・変換先はローカルIFS、他サーバーのIFS、Eメールアドレスなどの指定が可能です。
・PDFやExcelでマージ、分割などの編集機能を使用できます。
・スプールファイルの属性からファイル名を指定可能です。
・変換したPDFファイルに会社ロゴやすかしをレイアウトするなど、イメージのオーバーレイ機能を備えます。
・変換したファイルの暗号化、デジタル署名をサポートします。
データベースコンバータ機能
・データベースファイルをファイル形式(Excel、XML、CSV)に変換します。
・物理ファイル、論理ファイル、DDMファイルなどのデータベースファイルをサポートします。
・SQLステートメント、SQLスクリプト、クエリをサポートします。
・色やフォントなど条件付き書式ルールを定義できます。
・スプレッドシートからデータベースへのデータインポートが可能です。
スプールファイルの暗号化とアーカイブ
・ジョブ名、ユーザー名、スプールファイル名などで識別し、暗号化とアーカイブ化をサポートします。
・暗号化されたアーカイブの閲覧や再印刷処理が可能です。
Eメール機能
・内部/外部SMTPサーバーを使用して、IBM iから直接メールを送信します。
・変換されたファイルを最大32ファイルまでEメールに添付できます。
・IFS上のすべてのファイルを添付できます。
・送信したメールは保存・再送が可能です。
・Outlook、Gmailにカレンダー招待状を送信できます。
スプール管理機能
・スプールファイルの自動変換、配布をサポートします。
・モニター機能により、新規に作成されたスプールファイルを自動で変換し、メール・FTP経由で配布します。
・スプール管理の対象は、「自動的に状況をHLDにする」「自動的にファイル形式を変換し、メールで配布する」などルールに沿って柔軟に指定可能です。
・スプールファイルをIFS上の保管ファイルに保管格納する「自動アーカイブ・ステータス管理」を実行します。