切り替え

災害・障害発生時に、稼働中の本番機にシステム停止が発生した際、バックアップ機に切り替えて業務を続行する仕組みです。

MIMIXのようなHAソリューションを利用し、バックアップ機はすぐに処理を引き継げるよう、ホットスタンバイ状態で待機させます。処理内容やデータを常に同期しており、本番機のシステム停止を検知すると、即座に切り替わって処理を引き継ぎます。

障害発生時に自動で切り替える場合(フェイルオーバー)に対し、人間が手動で切り替えを行う(スイッチオーバー)場合もあります。

バックアップ機への切り替えには、以下の4つのケースが想定されます。

◎計画切り替え
システムの保守に際して、アプリケーションの導入やバージョンアップ、PTFの適用、サーバーのメンテナンスやディスクの追加、法定点検などのために本番機からバックアップ機へ計画的に切り替えます。

◎計画外切り替え
災害や障害の発生により予期せずにシステムが停止した場合に、本番機からバックアップ機へ切り替えます。

◎障害切り替え
システムに障害が発生した際に本番機からバックアップ機へ切り替えて業務を継続します。同時に並行して関係者への周知、原因究明やベンダーと連携したシステム復旧を速やかに進める必要があります。

◎災害切り替え
災害が発生してシステムが停止した際に、本番機からバックアップ機へ切り替えて業務を継続します。自然災害は広域に被害が生じる可能性が高いので、BCPやBCMに沿って、本番機もしくは本番サイトの回復・復旧を進めます。

<関連用語>
ホットスタンバイ
フェイルオーバー
スイッチオーバー
PTF
法定点検
データ完全性
切り戻し

MIMIXから見たポイント

障害発生時の切り替え時は、①できる限り直近のデータがバックアップ機に同期されていること、②バックアップ機の同期データの内容が正しいこと(データ完全性)の2点が満たされている必要があります。

MIMIXではこの2点について、リアルタイム同期による素早い同期データの適用と、定期監査による同期データ完全性のチェック機能を備えています。これにより、いつでもバックアップ機へ切り替えられるHA環境を維持します。

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