法定点検
オフィスビルなどでは電気事業法により、「法定点検」として、保安規程で定めた頻度で電気設備の年次点検を実施することが定められています。
オフィスビルなどの多くは、年に1度、電気設備の点検を実施します。これは全館を停電し、電源設備をシャットダウンする必要があります。これを「法定停電」と呼びます。オフィスビルの電気事故を避ける重要な手段です。
法定点検・法定停電はオフィスビルを使用する企業への影響を避けるため、通常、休日や深夜帯などの業務時間外に実施されます。
しかし昨今は、常時電源が供給されていることを前提にサーバーやシステム機器が24時間365日稼働しています。急に電源が落ちると、データの破壊や機器故障、ディスク破損などを招く可能性があるので、システム管理者は、法定停電という「システム機器に電源が供給されない事態」に備える必要があります。事前のシステムシャットダウン、事後のシステム再開に備えることが重要です。
MIMIXなどのHAソリューションを利用して、法定点検・法定停電の実施中には本番機からバックアップ機へ切り替える(計画切り替え)方法が推奨されます。
MIMIXから見たポイント
MIMIX環境であれば、法定点検で電源遮断される前に計画的に業務をバックアップ機(法定点検の影響がないこと)に切り替えて業務継続し、点検完了後に本来の構成での業務体制に切り戻すことが可能です。
計画的な業務切り替えから各保守作業への対応と、最終的な業務切り戻しまで、各フェーズでの業務停止を極力低減した業務継続運用を実現します。