豊富な機能を備えた最高レベルのHAツール
MIMIX Enterpriseは、MIMIXファミリーのハイエンド製品であるとともに、IBM i分野における最高レベルのHAツールです。開発から30年に及ぶ歴史があり、お客様は全世界の多種多様な業種に広がっています。日本でも1993年の販売開始以来、ユーザー数を着実に増やし、IBM i対応のHAツールとしては現在、最多数の導入数を誇る製品です。
MIMIX Enterpriseの基本的な仕組み
本番機停止時の切り戻し概要
製品の特徴
ハイエンドのデータ複製・同期機能
・IBM i標準機能のジャーナルを使用して、OSレベルで超高速の複製・同期を実現します。
・オブジェクトやデータに加えて、IFSオブジェクト、文書オブジェクト、ユーザープロファイル、ジョブ記述などのシステム・オブジェクトも複製します。
・本番機で更新されたデータは瞬時にバックアップ機へ転送されるため、本番機ダウン直前のデータがバックアップ機で守られています。
・本番機とバックアップ機との間で、双方向のリアルタイム同期を実現します。1区画内で別ライブラリへの複製・同期など多様な設定が可能です。
・通常運用に負荷をかけない複製・同期を実現します。
複製データの正確性・完全性を担保
・強力な監査機能により、本番機とバックアップ機の間で常時データの照合を行い、非同期状態があれば自動的に修復し、より完全な複製データを保持します。
・リアルタイムで整合性をチェックするため、本番機がダウンしても即座にバックアップ機で本番機の処理を引き継ぎ、運用を継続できます。
・IBM iのHAソリューションで唯一、CDP(継続データ保護)機能を標準搭載し、障害・災害発生時に、バックアップ機側のデータを任意のポイントへ適用できます。これにより、適切なRPO(目標復旧時点)を実現します。
使いやすさ、わかりやすさ、設定・管理の容易さ
・Webブラウザで、転送定義、ジャーナル、アプリケーション・グループ、データ・グループなどの設定が行えます。
・ライブラリー、ディレクトリー、フォルダーを同期対象として追加するための設定をダッシュボードから実行できます。
・緊急時でも、Webブラウザまたは5250画面上の簡単な操作でバックアップ機への切り替えが可能です。
高度な監査・監視と高性能な分析機能
・Webブラウザで、いつでも、どこでも、「一目で」サーバーの状態を監視できます。
PCのほかスマートフォンやタブレットからも状態の確認が可能です。
・バックアップ機上の複製データを常時監視し、強力な修復機能により、常に同一状態を保ちます。
・ディスクの空き状況なども監視できるので、ディスク容の量溢れによるシステムダウンも防げます。
MIMIX Enterpriseの特徴
動作環境
- IBM i(OS) :IBM i 5.4以降
- ハードウェア :Power Systems P05 、P10