IBMテープ・ライブラリをエミュレートするディスクへのバックアップソリューション
LaserVault ViTLは、IBM TS3200(IBM 3573L4U)テープ・ライブラリをエミュレートするソフトウェアです。
テープメディアが不要なため、テープオペレーションに関わる作業が不要で、簡単な操作で保管・復元が行えます。スケジュールに組み込めば、保管・復元処理の完全自動化も可能です。
またハードウェアを追加しなくてもシステムを構成できるので、安価なデータ・バックアップを即座に導入できます。他社の仮想テープ・ライブラリ製品よりも安価であることが、LaserVault ViTLの特徴の1つです。
保管先サーバーとはSASまたはファイバーチャネルで接続可能です。さらに保管先のサーバーから外部ストレージへ、CIFS・iSCSI・NFSでデータを転送することもできます。
多岐にわたるテープバックアップの課題・考慮点
LaserVault ViTLの概要
LaserVault ViTLから外部ストレージへの保管
保管・復元のオペレーションはIBM iの保管・復元コマンドをそのまま使って行います。保管用のCLサンプルもあるので、すぐに導入可能です。
操作用に、Webインターフェースをご用意しています。シンプルで簡単な操作が可能で、スロットの追加・管理もコマンドで行え、IBM i側の操作だけで運用を完結できます。
応用例の1つとして、1つの仮想テープライブラリ対して複数の仮想テープドライブをサポートできます。また、AES-256による暗号化と圧縮機能により、遠隔地へのデータ転送も安全・安心に行えます。
製品の特徴
保管・復元の操作はIBM i側だけですべて完結
テープの作成&初期化からデータの保管先の指定、保管結果の確認、さらに2次転送の設定もIBM iのコマンドで行えます。
安価な仮想テープソリューション
LaserVault ViTLは、ハードウェアを追加しなくても既存のPC等を利用できるので、仮想テープソリューションを安価に実現できます。また、IBM iのコマンドを使用するので、新たなスキルは不要です。
スケジュールや暗号化など高度な機能を提供
LaserVault ViTLの処理をスケジュールに組み込みことにより、保管・復元を完全に自動化できます。また、AES-256による暗号化も行えるので、外部ストレージへのデータ保管も安心です。
多様なバックアップ・ソリューション構成が可能
保管先のPCサーバーとはSASまたはファイバーチャネル接続を選択でき、外部ストレージとはCIFS・iSCSI・NFSでデータ転送・保管が可能です。データバックアップの目的に応じて、多様なバックアップ構成を組むことができます。