冗長化
機器や部品、システムなどの信頼性や耐障害性を高める手法。何らかの災害、あるいは異常や障害が発生してシステムが停止した場合に備え、同じ機能や役割を備える複数の機器やシステムを用意しておき、異常が発生した際には切り替えることでシステムの機能を維持・継続可能にすることを意味します。
たとえば、サーバーを2台用意しておき、MIMIXのようなHAソリューションを利用して、本番機とバックアップ機のデータを同期しておけば、万一の事態が生じても、本番機からバックアップ機に切り替えることで、システムの運用を継続できます。このように、互いに役割を代替できる複数のシステム系統を準備しておくことを冗長化と呼びます。
通常は二重化を図りますが、重要性がとくに高い場合、可用性がとくに重視される場合には、同じ構成の系統を3つ以上用意する三重化や四重化など「多重化」で対応するケースもあります。
<関連用語>
二重化
MIMIXから見たポイント
MIMIXはOSのジャーナル機能を利用してオブジェクト、データをバックアップ機に対してリアルタイムに同期します。
最近では、本番機とバックアップ機を別ロケーションに設置し、災害対策および障害対策の両面で使用するケースが増えています。この場合、IPアドレスのセグメントが異なることもあり、クライアントや他サーバーの接続先を切り替える操作も発生します。