フルバックアップ
データバックアップ手法の1つで、前回からの追加や更新の有無によらず、システム全体のデータを完全に取得することを意味します。システム構築の場面では、構築したシステムの本番リリース直前に、最終バックアップとしてフルバックアップを取得することが一般的です。
システム関連情報を含めたすべてのバックアップデータが1カ所にまとまっているため、復旧の手間が少ない一方、システム全体のデータを取得するのでバックアップ完了までに時間を要します。
これに対し、前回から追加・更新されたデータのみを複製するバックアップ方式として、「差分バックアップ」や「増分バックアップ」があります。
<関連用語>
システムバックアップ
データバックアップ
MIMIXから見たポイント
バックアップの取得では、その大半でシステムあるいは関連業務を停止する必要が生じます。
しかしMIMIX環境であれば、たとえば本番機でフルバックアップを取得したい場合、作業前に計画的に業務をバックアップ機に切り替え、バックアップ機で業務を継続したままの状態で、本番機でフルバックアップを取得し、取得後には本来の構成での業務体制に切り戻すことが可能です。各フェーズでの業務停止を極力低減した業務継続運用を実現します。