アクティブ／アクティブ構成

システムの二重化や冗長化を実施する際に、用意した複数のサーバー上のそれぞれでアプリケーションを稼働（アクティブ）系とする構成を意味します。

アクティブ／アクティブ構成は、用意したすべてのサーバー系統を通常時から同時に稼働して処理を振り分けるので、サーバーリソースの有効活用や負荷分散による性能向上が図れます。

たとえば、一方のサーバー上で業務アプリケーションAを運用し、そのバックアップデータをもう一方のサーバー上に取得します。もう一方のサーバー上では業務アプリケーションBを運用し、そのバックアップデータを一方のサーバー上に取得します。

そして災害や障害が発生し、いずれかのサーバー系でシステムの運用が停止した場合、これを切り離して、残りのサーバー系で処理を継続します。停止したサーバーが復旧すると、再び本来の稼働系に復帰して処理を分担します。

これは、「相互スタンバイ構成」や「たすきがけ構成」とも呼ばれます。

＜関連用語＞
アクティブ／スタンバイ構成