- 2020-09-07
海外事例|米MidMichigan Health
MIMIXが医療情報サービスの提供を24時間365日守る
患者情報にいつでもアクセス可能
MidMichigan Healthはミシガン大学のヘルスケア部門であるMichigan Medicineと提携し、ミシガン州ミッドランドに本社を置く非営利の医療組織です。病院や特別養護老人ホーム、緊急医療センター、在宅医療、透析や画像診断といった専門診療機関など、ミシガン州全体で医療施設と医療サービスを結ぶ広範なネットワークを運営しています。
この地域の医療記録システムは従来、紙をベースにしていたため、必要なとき、すぐに最新の患者情報にアクセスすることが困難でした。医師はどんなに急いでいても、医療記録が紙で届くのを待たねばなりません。
そこでMidMichigan Healthは、特定の医師が重要な患者情報にすぐにアクセスできるように、最先端の電子カルテソリューションを利用し、24時間体制で重要なデータを病院や医療施設に配信するサービスを提供しています。
このサービスの普及により、医師はMidMichigan Healthを利用する医療機関から、ときには自宅からでもすぐにオンラインで医療記録を入手できるようになりました。
ただし紙の医療記録は提出されなくなったので、サービスが停止すると、医療情報に一切アクセスできなくなります。MidMichigan Healthは予期しないシステム停止が発生した場合、あるいは計画停止中でも、サービスの継続的な稼働を保証する必要がありました。
年間300時間以上の計画停止時間を解消
MidMichigan Healthは、約15年間、医療情報サービスの可用性を維持するために「Assure MIMIX HA」(以下、MIMIX)を利用して、入退院システムや医療記録ソリューションを保護しています。
予期せぬ災害や障害が発生した場合、MIMIX は迅速に本番システムから、データをリアルタイムに同期しているバックアップ機へ切り替えます。
さらにMIMIXは、予期しない障害や災害からだけでなく、計画停止時にも大きな役割を果たしています。
MidMichigan HealthはMIMIXの導入により、テープバックアップやハードウェアおよびソフトウェアのアップグレードといった作業に必要な年間300時間以上のシステム停止時間を解消することに成功しました。
米国では平均500床の病院で、1時間のシステム停止に1万6000ドル以上が必要になると考えられているので、これは劇的なコスト削減です。24時間365日、医療サービスを提供する必要のあるMidMichigan Healthでは、MIMIXの十分な対投資効果を証明していると言えます。
またMIMIXの自己監視機能と自己修復機能により、ソリューションの管理が容易になり、担当者がファイルを再同期する煩雑な作業ステップを回避できています。
MIMIXの導入により、生産性が向上し、運用コストが削減され、患者のケアからヘルスケア組織の基盤である管理プロセスまで、あらゆる面で大きな改善がもたらされています。
COMPANY PROFILE
本社:ミシガン州ミッドランド
スタッフ数:8700名(ボランティア、医師、その他の要員を含む)
拠点数:州内23の郡をカバーし、7カ所に医療センターを展開
事業内容:ミシガン州全体で医療施設と医療サービスを結ぶ広範なネットワークを非営利で運営する
https://www.midmichigan.org/